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No.14 「百済」は「川や湾の入口」の意!風土記はしゃあしゃあとウソをつく!
摂津国には百済郡がありました。朝鮮半島の百済国は、白村江の戦い(六六三年)で新羅と唐の連合軍に破れて滅亡しましたが、その百済国の王子が日本に亡命し、拠点としたのが摂津国百済郡です。八世紀中ごろに子孫である百済王氏が河内に移住したことにより消滅しています。 現在では、上町台地東麓の駅名や地名に「百済」の名を残し、移住先の河内には百済寺跡(枚方市)があります。
この「くだら」の日本語読みについては河内国風土記逸文に記載があります。
<河内国風土記逸文>(『日本声母伝』)
「百済の人が渡来すると、河内国の久多羅郡に住まわされた。敏達天皇の時に、阿耨多羅三藐三菩提寺(あのくたらさんみゃくさんぼたいじ)などを建てた。だから(クタラという)地名にしたと河内国風土記に見える。昔、そのくたら郡に住まわされたことによって、後に日本中に住んだ百済人もクタラ人と呼ぶようになった。本来クタラは河内の地名であって、韓語で百済(ペクチェ)国を「クタラ」というのではない。」
もっともらしい説ですが、違うと思います。以下縄文語解釈。
◎縄文語:「百済」=「クッチャル」=「川や湾などの入口」
「摂津国百済郡」の設置された場所は、もともと大和川が形成する三角州の「河内湖の湖畔」であり、「川の入口」です。縄文語解釈と完全に地勢が一致します。また、「河内国久多羅郡」も天野川、あるいはその支流の「川の入口」にあたります。
■摂津国百済郡

■河内国久多羅郡(現交野市)
「クッチャル」というのは、そもそも「川や湾などの入口」につけられた地名で、同じ地勢に同じ地名が与えられていたものです。「百済」は他地域にも見られる地名ですが、これまでの地名由来譚の縄文語解釈も勘案すると、発音を機縁として「百済人が住まわせられた」か、あるいは、由来がはっきりしない場合は、発音や「百済」という漢字表記から「百済人が住んだ」という物語が創作されたか、いずれかの可能性が高いと思われます。
なぜ「百済」という漢字が充てられたかと言えば、それは朝鮮半島の「百済」も「黄海の入口の国」を表した「クッチャル」と倭人から呼ばれていたからではないでしょうか。それは同時に朝鮮半島南部にも倭人の勢力圏があった可能性を示しています。
「新羅=シロケシ=山のふもと(太白山脈のふもと)」、「伽耶=カ・ヤ=岸辺」「加羅=カ・ラ=岸辺の低い土地」と、少なくとも半島南部の三国の解釈は不自然ではありません。また、高麗の日本語読みである「コマ」も「コム・マ=湾曲した・谷川」とすれば、北朝鮮と中国、ロシア国境の鴨緑江と捉えることもできます。
■3~5世紀の朝鮮半島

■鴨緑江
▼目次
第一部 「縄文語と上代日本語の隠された境界線」
【百済系敏達天皇で王朝交代!蘇我氏本家を滅ぼし、大化の改新は言語まで変えた!】
第二部 「記紀、風土記のウソを徹底的に暴く」
【No.1】香久山は「弓の形の山」だ!風土記は後世の人々を騙すためのデタラメが満載!
【No.2】愛宕山は「ぽつんと離れた山」の意!「カグツチ」という火の神などいない!
【No.3】住吉三神は「六甲山の自然崇拝」。海の神ではない!
【No.4】仲哀天皇偽陵の「五色塚古墳」は「岩崖の墓」の意だ!
【No.5】「処女塚」も「求女塚」も悲恋物語とは関係ない!「砂浜の入り江の古墳」の意だ!
【No.6】「因幡の白兎」も大ウソこじつけ物語!「将軍塚」に将軍は眠らない!
【No.7】「稲荷神」「狐」もデタラメ!お揚げをお供えしても無駄!
【No.8】「八雲立つ出雲」は「先住民の入り江」!宮崎の巨大古墳「弥五郎塚」は「先住民の墓」!
【No.9】「八幡大神」などいない!八幡と富士見は同語源の「川端」!「富士山が見える」のは偶然だ!
【No.10】「羽衣」は単なる「岬の頭」!「羽衣伝説」は縄文語に渡来系物語が便乗しただけだ!
【No.11】「天日槍」は新羅から来ていない!城崎温泉から来ただけだ!
【No.12】本当に「高麗」に高麗人が移り住んだのか?全国の「高麗」の地勢は「湾曲した川」だ!
【No.13】「甲斐の黒駒」は本当に馬か?全国の「黒駒」の地勢は「山裾の湾曲した川」だ!
【No.14】「百済」は「川や湾の入口」の意!風土記はしゃあしゃあとウソをつく!
【No.15】ウソつき神様大集合!天照、事代主、八幡、稲荷、住吉、金刀比羅のデタラメを暴く!
【No.16】地名の八王子も王子信仰もウソっぱち!牛頭天王も縄文語の地名に空想物語が便乗しただけ!
【No.17】旧国名はデタラメ由来だらけ!常陸、総、伊豆、駿河、尾張、伊勢、伊賀、摂津、豊、筑紫、肥、日向、風土記は悪意に満ちた大ウソつきだ!
【No.18】「椀貸」は「岸の外れ」の意!椀貸塚古墳は「椀」を貸してはくれない!
【No.19】「造山」「作山」は「自然地形を利用した古墳」の意だ!「作石」の石の宝殿は「あの世への入口」だ!
【No.20】「銚子塚古墳」は「中くぼみの山」で「前方後円墳」の意!酒器の「銚子」とは似ても似つかない!
【No.21】まんじゅう、松、馬、万、升、窓、古墳も地名もすべて「マーテュ=波打ち際」の意!風土記に騙されてはいけない!
【No.22】楯縫は楯を作っていない!「こちらの湿地」の意だ!
【No.23】「日置」は「山裾」の意、「日置部=砂鉄の生産地」ではない!
【No.24】「金鶏伝説」のデタラメを暴く!「金の鶏」など埋めていない!
【No.25】「薬師如来」も縄文語に便乗しただけ!全国の「薬師」は「岸の末端」だ!
【No.26】「荒川」は「荒れる川」ではない!「タマ川」と同義、「一方の川」の意だ!
【 あ と が き 】
